【 ブログ 】これからの「予防歯科」
大切な歯を守り QOL 向上
これからの「予防歯科」
歯とお口の健康を保つことが必要な “本当の理由”
歯とお口は、「食べる」「話す」「笑う」といった日常生活に欠かせない機能です。
特に「食べる」は、私たちが生きるために必要な基本行為。
食べ物をしっかりと噛める健康な歯を維持することが、健康寿命の延伸に寄与するというエビデンスも多く示されています。
また、歯みがきなどの口腔ケアによってお口の中を清潔に保つことが、インフルエンザへの感染リスクを下げることがわかっています。
さらに最近では、口腔内細菌が腸内フローラの組成に影響を及ぼすことや、口腔内細菌そのものが大腸がんの原因になるという報告がなされています。
病気に負けない健康体で日々を楽しむためにも、歯とお口の健康を保つことは非常に大切なのです。
“自己流オーラルケア” に潜むリスク
現在、若年層(18歳以下)のむし歯罹患率の減少傾向は続いている一方、成人層のむし歯罹患率は依然高いまま推移しています。
30~50代では、歯と歯の間のむし歯や、治療後の歯が再びむし歯になる「二次う蝕」が目立ちます。こうした状況は、歯みがきが自己流に陥るなど、“みがけているようでみがけていない”という実情が一因とも考えられます。
歯科医院などでは、疾患の予防的処置や治療と並び、ブラッシング指導も重要視しています。自分に合ったハブラシや歯みがき剤の選び方、歯垢をしっかり落とすためのみがき方、必要に応じて併用したいデンタルフロスや歯間ブラシの使い方、フッ化物やデンタルリンスの活用など、必要かつ適切なセルフケアを歯科医師や歯科衛生士に学び、実践することが肝要です。
永久歯にう蝕を持つ者の割合(令和4年)
QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上する
「予防歯科」実践のために
人生100年時代において、ウェルビーイングの実現に向けてヘルシーエイジング、中でも歯とお口の健康の重要性がクローズアップされる今、国は「生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた取組の推進」に注力しています。
日本歯科医師会としては2023年10月、「生涯を通じた歯科健診実現タスクチーム」を立ち上げ、前出の歯科健診の実行化に向けて望まれる対応を取りまとめたところです。
みなさんも、大切な歯を生涯健康に保つために、そしていつまでもおいしく食べて、話して、笑っていられるように、できれば年2回以上は歯科医院などでチェック、ケアを受けてください。
適切な口腔健康管理によって健全な口腔機能の維持・増進をはかりましょう。
引用:日本歯科医師会歯|歯の学校 vol.78
大切な歯を守り QOL 向上。これからの「予防歯科」
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