【 ブログ 】体内コラーゲン50%減少

 

元気な歯ぐきで歯周病予防!

「コラーゲン」は、私たちの体を構成するタンパク質の一種。
お肌にハリや弾力を与える成分として知られていますが、実は「歯ぐき」も、約60%がコラーゲンでできています。ご存知でしたか?

ところが!
体内のコラーゲン量は、25歳をピークに40代で約半分になるのだとか…。
年齢を重ねてお肌の悩みが増えてきたら、歯ぐきの状態にもちょっと気を配る必要があるかもしれません。

歯周病の予防には、健康な歯ぐきを保つことがとても大切。適切な歯ぐきケアで、元気な歯ぐきを維持しましょう。

 

世界一罹患者数のギネスブック認定感染症は、歯周病

歯周病は2001年に、「人類史上、もっとも感染者数の多い感染症」と紹介されました。

日本でも30代で3人に1人が罹患していて、罹患者は年齢に伴い増える傾向。
進行すると歯が抜けることもあり、日本人が歯を失う原因の1位になっています。

歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨)といった歯周組織が壊されてしまう病気。
「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」とも呼ばれ、自覚症状がないまま進行してしまい、気づいたときにはすでに重症…というケースも少なくありません。

歯周病を予防するには、歯周病菌の棲み家である歯垢(プラーク)や歯石をしっかり取り除くことが大切です。

歯周病は、進行具合によって治せる

歯周病は、初期の「歯肉炎」であれば治すことができます。

しかし、進行した「歯周炎」は、適切な治療とケアで進行を食い止めることはできるものの、完治が難しくなります。
それだけに「予防」が大事です。

歯周病予防で大切なのは、「歯ぐきの健康を保つ」こと。
まずは定期的に歯科医院などでチェックを受けて、自分では気づきにくい歯周病の早期発見&予防を心がけましょう。

さらに、自分でできる歯ぐきケアのポイントを知って実践しましょう!

 

歯ぐきケアで歯周病を予防する3つの POINT

 

POINT1|「歯と歯ぐきの境目のすき間」を重点ケア

ハブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、軽い力で小刻みに動かして、歯垢を取り除きましょう

 

POINT2|自分に合ったハブラシで歯垢をしっかり除去

毛の先端が細く加工された超極細毛のハブラシで、歯と歯ぐきの境目のすき間にしっかりリーチ!
さらにヘッドが薄いハブラシなら、奥歯の奥まできちんとみがけます。

 

POINT3|歯ぐきケアに適したハミガキ剤を使う

歯ぐき細胞の活性を促す働きをもつ成分や、殺菌作用や抗炎症作用などにより歯周病予防効果を期待できる有効成分が配合されたハミガキ剤を活用しましょう。商品パッケージの表示を参考に、自分の目的に合うものを選びましょう!

 

 

歯ぐきが衰えると、歯が長く見える

歯ぐきが衰えると、歯ぐきが下がる「歯肉退縮」が起こり、歯が長く見えるようになります。

歯ぐきが下がる原因には、加齢や歯みがきするときの力が強すぎるオーバーブラッシング、歯周病などがあります。
ほか、下記のような症状も、歯周病リスクが高まっている恐れが…。

日頃から歯ぐきの健康状態に気を配り、少しでも気になることがあれば、早めに歯科医院などを受診しましょう。

このほか、「歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい」「朝起きたときに口の中がねばつく」「口臭を指摘された」なども歯周病が心配される症状です。

早めに歯医者さんへ相談しましょう!

 

引用:日本歯科医師会歯|歯の学校 vol.77