【 ブログ 】犬の歯のひみつ:犬の歯から学ぶ、人の歯の大切さ

こんにちは、杉山歯科です。

今日は少しユニークなテーマ「犬の歯」についての豆知識をご紹介します。実は犬の歯を知ることで、人間の歯の健康にも役立つヒントが見えてくるのです。


🦷 犬の歯の基本

犬は成長の過程で乳歯から永久歯に生え変わり、最終的に 42本の永久歯 を持ちます。これは人間(永久歯は32本)より多く、形や役割も異なります。

  • 前歯:小さなものをかじる

  • 犬歯:食べ物を切り裂き、噛み合わせを安定させる

  • 臼歯:すりつぶす

このように、用途に応じた歯が揃っているのは、人間と同じです。


🦷 犬はむし歯になりにくい?

犬の口の中は アルカリ性に近い環境 のため、むし歯菌が活動しにくいとされています。さらに、人間の唾液に多い「アミラーゼ」という酵素が少なく、糖が口の中で長く停滞しにくいことも理由のひとつです。
そのため、犬は人間ほどむし歯にはなりにくい仕組みを持っています。


🦷 ただし歯周病には注意

犬はむし歯に強い一方で、歯周病にはかかりやすい と言われます。歯と歯の間に汚れがたまりやすく、歯石の形成スピードも人間より速いためです。

ここで大切なのは「人間も同じ」ということ。私たちも歯石が付着すると、むし歯や歯周病のリスクが一気に高まります。犬の口の特徴は、そのまま私たち自身の歯のケアの重要性を再確認させてくれるのです。


🦷 犬歯の役割と名前の由来

人間にも「犬歯」と呼ばれる歯があります。名前の由来は、犬の鋭い歯と形が似ているからです。犬歯は噛み合わせを導くガイド役としてとても重要で、口全体の安定に欠かせません。
動物の進化の中でも、噛むための歯の形や役割がいかに大切かがよくわかりますね。


🦷 まとめ

犬の歯を知ると、人間の歯の健康を守るうえで大切なことが浮かび上がってきます。

  • 生え変わりの時期をしっかり観察する

  • 歯垢や歯石をためないよう日々のケアを欠かさない

  • 犬歯を含め、歯の1本1本に大切な役割があることを意識する

こうした基本的なことが、長く自分の歯で食事を楽しむ秘訣です。

杉山歯科では、皆さんの歯を守るための定期検診やクリーニングを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。


引用:日本歯科医師会歯|歯の学校 vol.75


 

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